例えば富士山登山。
目指す頂上は一つだけれど、その登り方は様々なルートがある。
歩く道だけでも4つほどあった。
その他、きっと空からのアプローチだってないわけじゃないと思う。
ブルトーザー的な車でも登れるはずだし、誰かにおぶってもらう方法だってある。笑
考えたらきっともっともっともっと出てくるのだと思う。
何が言いたいかって、ゴールは一つだとしても方法は無限にあるということ。
先日、『瞑想』の新たな体験をして来た。
実は、ヨーガ療法学会の人が講習をやるってことで、参加して来たの。
はっきり言って、私は瞑想は得意ではない。
じっとしているなんてやっぱり無理だから。。。! 笑
でも、私が習った方法とは違うアプローチで瞑想を行っていた。
そして、その方法、私をかなりの良い感じに仕上げてくれたの。
私にはとても合っていた。
その方法、イマジネーション瞑想とでもいうのだろうか。
テーマを与えられてそれについて考えて良い というもの。
通常の瞑想は『思考の波を止める』とか言うけれど、思考の波は止めなくて良い。
(もちろん、通常の瞑想の第一歩は思考の波は止めなくていいのだけれど!)
で、この時に与えられたお題が『幼い時に食べた記憶に残っている食べ物は?』
というもの。3分間の瞑想で、ただただそのお題について考える。
これがね、もーね。目からウロコ。
その食べ物そのものを思い出すだけではなくて、その時の匂いや食感、温度、味、季節、時刻、洋服、場所、周囲の環境、人達、などなどのシチュエーションを膨らませて思い出す。
そして、記憶に残っている食べ物はもちろん好きだったもの。美味しかったもの。を思い出すわけ。まずいもの苦手なものではなくて!ここ重要笑
3分はとてもとてもあっという間で、もっと長くやっていたかったという感想。
これなら、瞑想不得意な初心者な私にも出来るじゃん!と幸せになった気持ちとともに自信にも繋がった。
で、私は何を思い出したかって言うと、、、、
スイートポテト。
小学生のとき、ただいま〜と玄関を開けた瞬間から幸せな甘い匂いが漂って来た母のお手製のもの。たくさんのお菓子を手作りしてくれていた母だったけれど、中でも好きだったのがスイートポテト。裏ごしも手間がかかっていたと思うけれど、手間をかけてくれた分、とっても美味しいんだ、これが。また、その幸せのスイートポテトがおやつだと分かるのが玄関を開けた時から始まっているという、なんとも贅沢な玄関から台所までのアプローチ。アレは夏の終り頃だったのか、さつまいもがとれる時期限定だったから、その季節が好きだった。まだ焼き終わってないものは一緒に成形をしてオーブンで焼いて。。。一緒に作業しているのも楽しかった。
こんな機会でもなかったら、マジで忘れていた記憶だったし、思い出さなかったから貴重で、そして素晴らしい体験だった。
きっともっとそーゆー記憶に埋もれてしまった食べ物はたくさんあるはず。
もちろん、このお題はいくつもバリエーションがあって、食べ物は一番イージーなもの。
もっともっと難しそうなお題もあったの。とても抽象的なテーマとか。
でも、まずは簡単な出来る事からやるのが一番だよね。
瞑想やってみたいけれど、出来ないよ〜って方、コーユーやり方からアプローチするのも良いね!と良い気付きをもらった回でした。
あ〜面白かった。
もちろん、この瞑想が私の心に平和をもたらしてくれたのは言うまでもない。
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